モリタカ雪

オンタマ独占インタビュー!!!

 

・アルバムのコンセプトを教えてください。

 コンセプトは「原点回帰」です。前作の「OL'SKOOL」ではやらなかった、ピアノ、ベース、ドラムスのトリオでの 潔い伝統的スタイルの4ビートを主軸に、ジャズというカテゴリーではマイナー なフルートをフューチャーしました。そもそもファーストアルバム、セカンドアルバム 共にフルートを起用してたわけで、今回の「原点回帰」というコンセプトにフルートは不可欠だったのです。
 

・選曲について教えてください。

毎回フルオリジナルなんで選曲って感じではないんですが今回は初めてカバーを1曲やらせてもらいました。リスペクトするミュージシャンの中でもLed ZeppelinかPink Floydかって迷いましたがLed ZeppelinのNo Quarterを改めて聞いてみたらピアノトリオでのイメージが出来るまで早かったというのが決定打でした。もしヴィブラフォンでもいたらPink Floydに軍配は上がったでしょうね。
 

・特にこだわったところを教えてください。

フルート入れたことですね。ラテンの分野じゃないかぎりあまりいないと思うんですよねフルートって。今回はフルートのために新たに2曲書いたほどですから。フルートならではの音色を生かした良い仕上がりになってると思います。
 

・ご自身の音楽を色で例えるとどんな色ですか。またその理由を教えてください。

色…まだ色はついてないかもしれませんね。白っていう顔でもないし(笑)。強いて言えば黒かなぁ。絵の具でいろんな色を混ぜると最終的には黒になりますよね?自分を分析するのは難しいですがそんな感じではないかと。でもこれは自分で判断するよりリスナーの判断かもしれませんね。
 

・演奏、音楽制作するときに大切にしていることはありますか。

ジャズナンバーをはじめスタンダードやカバーを演奏するときは作曲者に対するリスペクトですね。多くの人がアドリブの素材としてしかみてないような印象を受けます。素材ではなく楽曲としてきちんと演奏するように心掛けてます。製作に関していえば、ひとつはポップ・フィーリング。もうひとつは再現可能であるということ。この2つです。今時はコンピューターで誤魔化せてしまえますので。CDよりヘタクソだったらカッコつきませんからね(笑)
 

・音楽をはじめたきっかけを教えてください。

中学生の時、フジテレビでやってた「BEAT UK」でVan Halenを見たときですね。こうなりたい!ってギタリストに憧れました。テレビゲームを全部売ってフェルナンデスの黒いエレキギター買いましたよ。それからはハードロックとかヘビーメタルの虜になってましたね。あの頃が一番練習してたんじゃないかな(笑) 。でもバンドやるにあたりギターやりたいヤツが多いのなんので控えめな私はベースに。
DJも流行ってたから中古レコード店もたくさんあって。たまたまジャケ買いしたのが「HEAD HUNTERS」。これが本当の始まりかもしれませんね。今まで聞いたこともないディープなサウンドで。それまでのベースって楽器の概念が覆され、それと同時にジャズという音楽を強く意識した瞬間でもありました。
 

・趣味・マイブームはありますか。

80年代の歌謡ポップスにハマってます。聖子ちゃんとかCCBとか。
 

・今後の活動予定を教えてください。

今回のニューアルバム「Justice」のライブだと神奈川、仙台、北海道、東京でライブが決まっております。それと先々ポップスもやりたいなという気持ちが沸々と湧いてます。
 

・ファンの皆さんに一言お願いします。

ジャズ イコール スタンダードと思わずに一度聞いて頂けたら嬉しいです。ニューアルバム「Justice」よろしくお願いします!

 


今回がなんと5枚目のアルバムになりますが、今回のテーマは「原点回帰」。 アルバムタイトル「Justice」。今が旬のワードかもしれません(笑)。 前作の「OL'SKOOL」ではやらなかった、ピアノ、ベース、ドラムスのトリオでの 潔い伝統的スタイルの4ビートを主軸に、ジャズというカテゴリーではマイナー なフルートをフューチャーしました。そもそもファーストアルバム、セカンドアルバム 共にフルートを起用してたわけで、今回の「原点回帰」というコンセプトにはフ ルートは不可欠だったのです。とりわけ8ビートの曲はフルートが映える良い曲 に仕上がっていると思います。そもそもジャズという音楽に足を踏み入れた時、 既にジャズの世界は多様化していた訳ですから、現在なら尚更どんな音楽ス タイルにもオープンでありたい。そういう意味もあって録音では初めてになりま すカバーを1曲入れました。レッド・ツェッペリンは度々ライブでは取り上げてきましたがピアノ、ベース、ドラムス、この王道とも言うべきトリオでのアレンジは初めての試みになります。全体を通して理想に近いよい仕上がりになってると思います。 私の集大成とも言えるアルバムです。

 

ジャスティス
■CD 2017.06/28

CADE-0022 / ¥2,778+税
01 Expressman エクスプレスマン
02 Dragonfly ドラゴンフライ
03 Mistral ミストラル
04 First Nations ファースト・ネーションズ
05 Odessa オデッサ
06 Justice ジャスティス
07 Shadow シャドウ
08 Seagull シーガル
09 Fjord フィヨルド
10 No Quarter-Led Zeppelin ノー・クウォーター
※1~9は作曲 モリタカ雪
 

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